ECGケーブルとは
ECGとは皆さんも良くご存知の「心電計」のことで英語のElectro Cardio Gramの略称です。
いうまでもなく、心臓は私たち(動物たちも)全ての命の源です。
血液を体内に送り出すポンプとして休みなく働き続ける大切な臓器です。
心電図は心臓が収縮・弛緩というサイクルをリズミカルに繰り返す運動に先立って生じる細胞膜の電気的な変化を捉えたものです。
正常な心拍数の定義として、成人では1分間に心拍数100回以上を頻脈60回以下を徐脈とされています。
これはあくまでも目安ですので個人によって、また計測する条件や体型によっても正常範囲は違うそうです。
ちなみに生まれて1年未満の赤ちゃんの正常心拍数は80~160/分の間といわれており、大人よりもかなり早い脈拍です。
ねずみの脈拍も速いといいますから成長の速さと関係があるのかもしれません。
心臓の脈拍は異常な頻脈でも異常な除脈でもいけませんし、収縮のリズムが不安定でも身体の不調因子として注意をしなければなりません。
お医者さんは心拍数、リズム、脈の波形を観察することで異常があるか診断します。
つまり、心電計は循環系の最も一般的な診断用機器として健康診断に活用されているだけでなく、
危険を伴う手術中の患者さんの容態を観察する重要な測定機器として活用されています。
よくTVドラマで危篤状態の主人公またはその親族の枕元にある心電計モニターが「ピコン、ピコン、ピー・・・。」となってしまうアレです。
ECGケーブルに求められる性能
手術中の電気メスなど高電圧機器または他の医療機器によるノイズ障害または患者さん自身の身体の動きによる摩擦ノイズ防止が必要ですので高いシールド効果が求められます。
また、ホルター心電計といわれる小型で長い時間携帯しながら心電図を測る装置では電線の被覆がかぶれや水ぶくれの原因にならないよう皮膚へやさしく、また柔らくしなやかな方が良いと考えます。
私たちは使用される装置やお客様のニーズに合わせて素材を厳選し製造しております。